2013年8月 1日目:大阪→長崎


新大阪駅発の新幹線で博多駅に向かいます。
10時半に博多駅到着するも、新幹線の冷房の効きすぎでガチガチ体は冷え切ってしまいました。こりゃ狂っとるわー。 隣席の女性も「寒いわねー」と話しかけてきたほどでして、そこからおしゃべりであっという間の博多駅到着でしたが、寒さまではごまかせなかったようです。

博多駅にて、思い付きで「そうだ、本場・博多ラーメンを食べにいこう」という話になり、しかし事前にどのあたりにお店があるかも調べていなかったため、案内所で駅近くにあるお店で教えてくれたのがココ「一蘭」。入口で紙を渡され、記入してからのご案内になるとかで「なんや、アンケートか?」と思ったら「麺の堅さ、ネギの有無、秘伝のタレの有無などなど」、もう10項目はあるかっていうくらいの希望記入用紙だったんですわ。この店の常連さんなら、何度も通ってるうちに自分の好みを作り上げる楽しみもあってそらそれも楽しいでしょうけど、一見さんにはちーっと厳しいんではないですかい。しかもこの店変わってます。通されたカウンターはいく重も板をたて隣席の様子がまったく見えない個室になっている上、向かいも壁。つまり調理するシーンはおろかお出しする従業員の顔もまったく見えないわけです。チッコイ窓からすーっと出てきます(笑)ただひたすら食べたいおひとり様向けのお店でしょう。


そんなわけで不思議なお店をあとにし、特急かもめ号で博多から諫早へ向かいます。博多発は座れなかったけれど、大村でかなりの降客があったのでその辺りから座れました。白を基調とした、普通車なのにグリーン車並みの高級感です。

そんなこんなで、諫早駅に到着。

「島原温泉」「小浜温泉」の看板が見えます。諫早駅は長崎のあらゆる方面への中継地点のようだと地図を見たときそう思ったのですが、実際諫早駅のホームの数の多さを見るとそうなんだろうなと思います。その割に駅はこぢんまりしているのですが、乗り換えメインの客が多いからなのでしょうか?空港・新幹線でくる客はたいがい諫早で降りなさそうですもんねえ。今回、長崎市をメインとしないわれわれはこの諫早市を拠点に島原半島、長崎市めぐりをします。さて、1日目は諫早駅前を散策といたしましょうか。


諫早市で最も大きい川、「本明川」。暴れ川で大きな被害を出すこともあったそうですが、今、見る本明川はめずらしい「とび石」もいくつかあったりして和やかな風景です。


諫早城があった高城公園の池に架けられている「めがね橋」。長崎市にある「メガネ橋」を参考に作られたと言い、ほんまは池に映るメガネ橋とあわせて撮影するのが定番でしょうね。もとは本明川に架けられていた橋で、洪水に弱かった諫早は「流されない夢の橋を」と目指し作ったのだそうです。まさにその通り、氾濫・洪水のたび頑丈に流されず生き永らえてきた橋だったのですが、流木や土砂をせき止める羽目になり却って被害を広めていたという指摘により今の池に移されました。本明川に「とび石」が多かったのは、穏やかな時と激しい時の差が激しいってことなんでしょうか。


「高城回廊」という遊歩道で小川のせせらぎ、小魚の絡み合うさま、木漏れ日を感じながら散策するのがおすすめ。気持ちいいです。遊歩道の途中、白い塀に囲まれた諫早高校が建っているのですが、諫早氏のかつての庭園や御書院も公開見学可になっているらしく自由に出入りできました。こんな休憩所があったら私はここでサボりまくると思いますわ!

諫早には本諫早駅(島鉄)、諫早駅(JR)があり、今回は見ることはなかったけど他に東諫早駅・西諫早駅というのもあります。似た駅名なので混乱してしまいますが、本諫早は高城公園(諫早城)や図書館、市役所、裁判所などが集中する古い町並み、諫早駅はホテルやデパートが並ぶ比較的新しい駅です。本諫早駅と諫早駅を結ぶ道路のいくつかが商店街になっていますが、ご飯を済ませようにもどこも空いていない、もしくはやっているお店がないという「シャッター通り」になっています。


諫早の特産物の1つが「うなぎ」で、いくつかの有名店が「食べログ」などグルメ系ホームページで紹介されていました。諫早がうなぎ??まったくイメージがつながりませんね、県外人としては。ひとまず、せっかくなので本明川のほとりにある「北御門」へウナギ定食をいただきに参りました。実は、「北御門」がなかなか覚えれなくていまだに「土御門」とか言ってしまうんですよね(笑)北御門のうなぎ定食は、前菜や付け合わせのものはいまいちだったのですが、ウナギだけはほんわりとしていてうまかったです。何かの作戦なのでしょうか、これ(笑)

ホテルに帰る途中、「マルタカ」スーパーへ寄って何かローカル商品はないかと見てまわります。

おお、有名な「甘口醤油」だ。


ローカルな牛乳が勢揃いです。しかし、原産地が「諫早」であるとは限らず、ただの製造者名である牛乳もありますんで(笑)
1日目は、雲仙牛乳だけを買って駅からちょっと遠めのホテルに戻りました。大浴場に行くのもおっくうでシャワーだけ浴びて寝たのでした(というか、このホテルを何泊もしたのに、一度も大浴場に行くことはありませんでした・・)


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