香川旅行4日目


4日目の朝はホテルのバイキング朝食を食べにいきました。今回泊まった高松センチュリーホテルでは600円と1000円の朝食が選べて、前日購入だとそれぞれ100円引きの値段でした。
6時半の朝食開始時間ぴったりに1階の朝食会場へと到着。すでに数人が食べていたのに少しびっくりしましたが、その後次々人がやってきて、会場には収まりきらずロビーで食べる人も居ました。こちらのホテルは朝食が人気だったのかもしれません。
見た目では、一般的なビジネスホテルの朝食と同じようだと思ったのですが、讃岐うどんの名店「さか枝」のうどんを用意したり、地元のワカメやらしょうゆ豆など高級なものもあり、値段が高めなのも分かる気がします。


1000円の朝食内容が上の写真。20種類ほどあったおかずの味は普通でしたが、米はうまかった。しかし、1000円は少し高いと感じるので、さか枝のうどん代が大きいのかもしれない。米をおかわりしたかったのでうどんを食べませんでしたが、なにはともあれ食べてみるべきだったと後悔しています。

前日の朝のようなカップ麺とは違いしっかり食べたので、観察する気力満点で高松城を攻めに向かいました。その記事は「城攻め」にて書いておりますので宜しければご覧ください。
高松城は大きな水堀を用いた城の構造も楽しめますし、櫓の内部も見学できます。陳列館で高松の歴史を見てみるのも面白かったし、ボランティア解説員もいらっしゃるので、色々と教えてもらうと一層高松観光が楽しめると思います。

城を見学した後は商店街をぶらぶらしながら昼食処を探しました。長いアーケードが続く道の一角の餡餅雑煮という看板が目に留まり、写真のようにちょっと洒落た雰囲気の「ぶどうの木」という店に入店。最近よくある健康食を提供するカフェのようです。


カシ男が餡餅雑煮、カシ女がカレーセット。900円と1050円というそこそこのお値段。餡雑煮は白味噌が甘すぎず味わい深いが、モチがフニャフニャだった。以前、香川の観音寺で食べた「餡餅入り白みそうどん」はうどんもモチもしっかりとした食感だったので、それと同じようなイメージを持っていた分、少し残念に思いました。カレーセットも雑穀米で美味しかったのだが量が少な目だったのも不満かもしれません。

午後からは琴電に乗り八栗駅へ。ここには、7年ほど前、訪問しようとしてたどり着けなかった石の民俗博物館があるのです。
前回は迷子になった道も、今回は事前に地図を見ていたので、迷うことも無く到着することができ念願が叶いました。その記事は「博物館めぐり」にて書いておりますので宜しくお願いします。
石の民俗博物館は展示スペースが小さいのに、ジオラマを大きく取っている為に、解説がやや不十分だと感じましたが、少し以前に使用されていた石を加工する為の様々な道具が展示されていて、新しい視点から石を見る事ができたのは良かったと思います。

博物館見学後は、八栗寺を目指して坂道を登っていきました。道中にあったヨモギ餅を食べながらしばし歩くと、寺に向かっていたはずなのに大きな鳥居が見えてきました。これは神仏習合、又は神仏分離、どちらの名残りでしょうか?
ここで遍路の人が歩いて降りてきたので、八栗寺までの時間を聞いてみると20分とのことでした。これではお寺ももう閉まっているだろうと思い、ここで引き返すことにしました。城だけでなく、博物館も見学をするとかなり疲れるので、それも理由の1つであります。


屋島に落ちていく夕日を見ながら坂道を下る。この特徴的な山にも色々な歴史があり、屋島城や先端の石丁場の洞窟など、見どころ満載の場所なので、近いうちに訪問してみたいと思っております。

帰りに立ち寄ったのは琴電松島2丁目駅から線路沿いに西へ歩いてすぐのところにある古本屋「讃州堂書店」へ。少し大きめの古本屋で店内には本がぎっしり。少し変わっていたのが、毛沢東の本がたくさんあったことです。ひょっとすると共産党の人かもしれないし、たまたま高松に毛沢東好きがいただけかもしれません。ともかく、日本でこれほど毛沢東本が発売されていたことに驚きの一言。毛沢東の本が一掃されるような事象があったのか、日本人の関心が内向きになり外国の本が売れなくなったのか、いろんな理由がありそうです。

こちらの本屋で毛沢東本を一冊購入。古本屋は個性があってとても面白いのですが、現在のネット注文時代でどれほど個性を見せていくことができるのか、古本屋も難しい岐路に立たされているといえるでしょう。





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